【デジタル給与】デジタル給与とは?導入のメリット・デメリット、手続きの流れまとめ
こんにちわ!
鉄人です。
今回は近年急速に普及しているデジタル給与について解説しています。
デジタル給与のメリットや課題、今後の展望について述べていきますね。
デジタル給与とは
デジタル給与とは、
従業員の給与の支払いや管理をデジタル技術によって行うことです。
従来の手書きの給与明細や封筒から、
オンライン上での給与明細や銀行口座への振り込みへと変化しています。
この変化によって、企業側では手間やコストの削減が可能になり、
従業員側でもよりスピーディーかつ正確な給与管理ができるようになってきているようです。
デジタル給与のメリット
デジタル給与には、以下のようなメリットがあります。
スピーディーな給与管理
従来の手書きの給与明細や封筒に比べて、
オンライン上での給与明細はいつでもどこでも確認することができます。
また、銀行口座への振り込みなので、
手元に現金を持ち歩かなくても良いため、
安心・安全に給与を受け取ることができます。
コスト削減
手書きの給与明細や封筒の発送・印刷・保管にかかるコストが削減されます。
また、給与の振り込み手数料も削減できるため、企業側の負担が軽減されます。
環境に優しい
紙の使用量が減り、それに伴い、環境負荷も軽減されます。
デジタル給与の課題
デジタル給与には、以下のような課題があります。
セキュリティ上の課題
企業側は、従業員の個人情報や給与明細などのデータを適切に保護するために、
セキュリティ対策を万全にする必要があります。
また、従業員側も、個人情報保護の意識を高め、
不正アクセスから身を守ることが求められます。
ユーザビリティの課題
オンライン上での給与明細の閲覧や、
銀行口座への振り込み手続きなど、
従業員が利用するシステムの操作性や使い勝手に関する課題があります。
従業員が利用しにくいシステムでは、
かえって手間やストレスが増えることもあります。
デジタル給与の展望
今後のデジタル給与の展望としては、以下のようなものが考えられます。
AIの活用
AIを活用することで、給与計算や税金計算などの業務の自動化が進むことが期待されます。
ブロックチェーン技術の活用
ブロックチェーン技術を利用することで、給与明細や振り込みに関する情報を安全かつ正確に管理することが可能になります。
ユーザビリティの向上
従業員がより使いやすいシステムやアプリケーションが開発され、従業員のストレスを減らすことができるようになります。
導入企業
デジタル給与に関して、以下のような企業が導入しています。
ヤフー株式会社
ヤフーは2019年から社員の給与を、スマートフォンで確認できるデジタル給与明細に切り替えました。従来は紙の給与明細を受け取っていましたが、デジタル給与明細にすることで、社員の負担軽減や、環境負荷の軽減にもつながっています。
オムロン株式会社
オムロンは2020年より、全従業員の給与をデジタル化することを発表しました。給与明細は、スマートフォンやパソコンで確認できるようになります。この取り組みにより、従業員の負担軽減や紙の使用量の削減、情報セキュリティの向上などが期待されています。
東京エレクトロン株式会社
東京エレクトロンは2021年から、社員の給与をデジタル化することを決定しました。従来の紙の給与明細から、スマートフォンやパソコンで確認できるデジタル給与明細に変更することで、業務の効率化や情報漏洩のリスク軽減が期待されています。
これらの企業は、デジタル化による業務の効率化や社員の負担軽減などを目的に、デジタル給与の導入に取り組んでいます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
デジタル給与は、従来の手書きの給与明細や封筒から、
オンライン上での給与明細や銀行口座への振り込みへと変化しています。
そのメリットとして、スピーディーな給与管理、コスト削減、環境に優しい点が挙げられますが、
セキュリティ上の課題やユーザビリティの課題もまだまだ存在します。
今後は、AIやブロックチェーン技術の活用、ユーザビリティの向上などが期待されています。
近い将来、皆さんの給与がペイペイなどで支払われる日もそう遠くないかもしれませんね。
今日は以上です♪